はじめての方へ

背景(私が商品開発に没頭したキッカケ)

私(玉城昇)は、創業から今日に至るまでの28年間にわたり、水産物小売卸業として、食品加工工場や養殖場を設け、沖縄県産海ぶどうを主体に水産物や観光施設向けの業務用食材を加工・販売してまいりました。

小規模事業者ではありますが、自身も漁業組合の組合員として水産業に携わっており、日頃から沖縄の地場産業の発展を願い、毎日奮闘しています。

現在の沖縄の水産業は、漁家経営数や漁業就業者が、年々減少傾向にあると言われています。沖縄を代表する海ぶどうを例に挙げると、漁業者以外の養殖業者の増大や海外産の進出による生産力の飽和、生産者への価格負担等により、漁業者の生産活力の衰退が起きています。私は、このような現場の実態を目の当たりにし、沖縄の水産業の将来性に大きな不安を抱えていました。

こうした将来への不安がきっかけとなり、沖縄の漁業者や地場産業を支えるためには、沖縄県産の水産物を活用した付加価値のある商品開発が必要だと考え、私自身が漁業者と事業者の両局面を持ちえた経験を活かして今後の地場産業の発展に貢献することが、私の使命だと思い始めました。

そこで、私は、以前から沖縄水産業の生産力で、世界に対応できるものは、「もずく」しかないと理解していた事を思い出し、10年ほど前から、「もずく」に含まれる成分「フコイダン」の未知なる可能性に着目し、沖縄らしさを活かした付加価値のあるブランドづくりに向けて研究開発をはじめました。

創業当時の私(玉城 昇)
海外貿易を始めた頃。
フィリピンマニラにて。

     

商品開発への取り組み

かつてから、もずくは、首里城などの沖縄の宮廷料理でも、「スヌイ(酢もずく)」と言われ、薬膳料理として珍重されてきたと言われています。私は、その歴史深いモズクを現代の技術を活かして、独自の液化製法により、体に吸収しやすいエキスとして開発し、もずくの未知の力を引き出すことに成功いたしました。そして、私の周りにいる、健康を考える方や体の不調を訴える方々へ、モニターとして多くの試飲をしていただきました。

韓国の企業や医科大学との共同研究

韓国の企業や医科大学との共同研究
(下段右から2番目:玉城 昇)

こうした中、弊社のモズクフコイダン商品がモニター等を通じて、韓国の企業や医科大学から共同研究依頼されるに至り、現在、韓国・中国向けの健康食品開発にも取り組んでいます。海外での評価の高さから、自社の開発したモズクフコイダンエキスの将来性を見い出し、私の大きな自信につながりました。そして、日本国内向けの新商品も開発し、販売展開することを目指すようになりました。

日本国内では、すでにモズクフコイダンの効能や可能性に着目した商品が多く流通しております。しかし、まだまだ健康食品としての地位を確立できておらず、フコイダンの知名度も低い状況にあります。また従来の健康食品分野以外の商品提案としては、食材としてのモズク活用以外なかなか商品化出来ていないのが現状です。まだまだ未開拓のモズクフコイダン。あらゆる研究機関や大手企業がしのぎを削り、体に良い商品形体を開発しています。私は、これまでの経験を活かしつつも地域力を発揮し等身大の力で、よりよい商品を作っていきたいと考え、地域産業資源活用事業計画を国に申請し、去った平成28年10月14日にその計画が、無事に認定を受けました。今後は、海外での評価も活かしつつ、国のサポートもいただきながら、沖縄の地域資源であるモズクを活かした素晴らしい商品づくりを目指してまいります!!「沖縄の健康を世界へ」をモットーに・・・。

沖縄の地場産業の活性化を目指しています。
地域産業資源活用事業計画第25号認定交付式
     

海昇食品は「アジアの入口」から世界へ発信していきます!!

私たち海昇食品がある沖縄県は、日本列島の南西端に位置しており、アジア大陸の東縁を九州の南から台湾の東部に位置する与那国島まで、弓状にカーブを描いて伸びる1200kmに及ぶ南西諸島のほぼ南半分を占めています。沖縄県の県庁所在地である那覇と東京間を半径とする、1500kmの円内には、上海や台北、香港、ソウル、マニラなど、アジアの主要都市があります。すなわち、沖縄は、中国、東南アジア、オセアニアなどに最も近い距離に位置する日本の南玄関といえます。沖縄県は、48の有人島からなりたっていますが、県の総面積(2,267k㎡)の約53%は沖縄本島が占め、これに西表(いりおもて)島・石垣島・宮古島を加えると総面積の約 83%となります。

沖縄県の那覇市(なは)を中心にして円をえがくと、台湾(たいわん)や中国の上海(しゃんはい)などが、九州とほぼ同じきょりにあることがわかります。また、フィリピンのマニラや韓国(かんこく)のソウルなどが、東京より近いこともわかると思います。私(玉城 昇)が、創業当時から台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマーなどからの貿易、現在では、韓国への輸出などを手掛けてこれたのも沖縄がグローバルな位置に点在しているおかげですね!

また、もともと沖縄は、琉球(りゅうきゅう)というひとつの国で、昔は中国や東南アジアの国々と活発に行き来していたと言われています。これらの国々と関係があったことと、地理的にも近いことから、沖縄は「アジアの入り口」とよばれているそうです!!

沖縄位置関係地図
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